| 振り返るとー1998.7.26の思い
なんだか今でも夢を見ているような気がします。
入院した日、電車とバスに乗り病院へ通った日々、手術の日、そして天使になった日。
颯馬が生まれたことですら、夢だったのではないかと思う時さえあります。
今年の4月、妹に結婚10年にして待望の赤ちゃんが生まれました。
颯馬が天使になってすぐの妊娠だったので、颯馬の生まれ変わりのような気がしてなりません。
今日はこんなことをした、あんなことができたと聞くたびに思いだして悲しくなってしまいますが、
同時にそれはとてもとても嬉しいことなのですよね。
吸引力が弱くてほとんど飲めなかった母乳は、颯馬の入院ですぐに止まってしまいました。
なのに天使になって数日後、いきなり溢れてきました。
「颯ちゃんが飲みに来た」そう思えてなりませんでした。
最後にママのおっぱいを飲んで天使に戻ったのでしょう。
ちょうど天気は大荒れ。
すぐそばに雷が落ち、「あぁ、神様が直接迎えに来てくれたんだ」そう感じました。
告別式も終り、ずっと会社を休んでいた夫が仕事に復帰した日。
突然、部屋の中が真っ暗になったような気がして、このままじゃ死ぬ・・・
そんな思いでいっぱいになり、あわてて夫に電話をしていました。
体中が重く、誰かの声を聞かなくては自分がどうにかなってしまうような気がしたのです。
声を聞いたとたん、部屋が明るくなり、何かがいるような気配も消えていきました。
前夜式、火葬、告別式と身内と意見が合わず、疲れてもいました。
たとえば颯馬と一緒に行けたらとか、ずっと何も考えず寝たきりになれたらとか、
そんなことばかりを考えて神経が参っていたのでしょう。
助けてくれたのは夫と、そして颯馬です。
なかったことにしようとする人もいれば、また次の子を生めばいいと言う人もいる。
けれど、颯馬は颯馬です。
部屋中に写真がたくさんあって、ホームページまで作って・・・
いつまでもひきずってると心配する人もいます。
けれど後ろ向きなわけではありません。
むしろ逆のつもりでいます。
それは夫と颯馬がいつもいるから・・・だから私は元気です!
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