あれからー2008.5.14の思い

颯ちゃん、
11年前の今日、もうママは入院してたね。
ゴールデンウイーク前の検診で「次の検診で状態がよくなければ入院」と言われ、実際にそうなり、
12日の朝、荷物を持ってママと二人だけで病院へ行ったんだよね。
妊娠中毒症にならなければ、きっとあんなつらい誘発分娩を4日もやることなかったのに。
颯ちゃんの予定日は5月29日。
2週間も早い15日に生まれたのは、少しでも早くママとパパに会いたかったから・・・
この11年ずっと、そう思うしかなかった。きっとそうだよね。
今思えば心臓が悪い颯ちゃんなのに、本当によくがんばって生まれたよね。
4日も痛くてつらかったけど、颯ちゃんはそれ以上につらかったはず。
がんばったね、えらかったね。

ママとパパは颯ちゃんを守れなかった。
お腹の中で心臓は一番早くつくられる・・・なのに、あの頃のママとパパはケンカばかり。
颯ちゃんにそんな病気を負わせてしまったのは、きっとママとパパのせい・・・今もそう思ってる。
ケンカするたびお腹の中の颯ちゃんに「大丈夫、ママが守ってあげるよ」と言ったのに、颯ちゃんは
すごいスピードで空に帰ってしまった。
神様が決めたこと・・・・・・・・・・・・なぜ?

あんなにたくさん悩んで、たくさん迷って、たくさん泣いたこと、きっともうないよ。
だけど颯ちゃんが笑ってくれたこと、一緒に手をつないだこと、見つめあってお話したこと、
どの場面も昨日のことのように思いだせる。それは弱いママの心をを強くさせる。
まるで雨上がりの増水した急な川の流れのように、あの1ヶ月はあっという間だったよ。
でも11年経った今でも忘れない、もちろんこれから先もずっとずっと。
颯ちゃんが生きてがんばったこと、ママの後悔、大好きだよという気持ち・・・

あれからママとパパは離婚し、そしてママは再婚した。
11年って長くて、とっても短いね。
颯ちゃんがなぜママとパパのところに来たのか、神様はまだ教えてくれない。
それはいつか天国で会った時に初めてわかるのかもしれないね。
その時は今までうちにいた猫のチャメや犬のポーやインコのギンやハムスターのパトリシア・・・
まだまだたくさんいた動物たちと一緒にママを迎えにきてね。

颯ちゃん、生まれてきてくれてありがとう。
大好きだよ。