No.57('00.9.19)

偶然、「風の馬」を見せていただきました。
でも、すべてを見ること、読むことはできませんでした。
もう大丈夫かと思ったんですが、「ながい一日」を
少し読ませていただいただけで、頭が締め付けられるような感覚に襲われ、
それ以上読むことはできませんでした。

娘も、先天性完全房室ブロックと心房中隔欠損、肺動脈弁狭窄をもって
生まれました。
しかし、人工ペースメーカを埋め込んでいたおかげで、
他の子たちと変わりなく日常生活を送れるようになり
(無論いろいろ制限はありましたが)、
明るくて元気な中学3年生に成長しました。
ところが、体育祭を翌日に控えた昨年9月28日夕方、
突然心室細動を起こして倒れました。
幸い一命は取り留めたものの、脳に大きな障害を負い、
意識がはっきりとは認められない寝たきりの状態になりました。
それからは、ひたすら娘の回復を願って、
できるだけのことをしようとがんばっていたのですが、
今年3月1日の夜遅くに、再び心室細動をおこし、
今度は帰らぬ身となってしまいました。

娘が倒れてから、恥ずかしいことなのですが、
自分自身がパニック障害を起こしてしまい、今は神経科の先生のお世話に
なりながらなんとか正常さを保っています。
しかし、何かのきっかけで、パニック症状が出てしまいます。
そんな訳で「風の馬」をすべて見ることができなかったのですが、
何度も訪れて、少しずつ見せていただきたいと思います。