No.59('00.11.23)
今まで、本当におおくのHPを見ましたが、涙がでたことはありません。
それは私が、看護婦としてよんでいたからです。
でも今日だけは、ただ涙が出ました。きっと、うらやましかったから。
2年前、わたしは胎内死亡で子どもを亡くしました。
前回の検診では、何の異常も無く、いつもどおり検診台に上がると先生が
『目はいいですか?この画面が見えますか?』と聞き、
子どもの様子を見せてくれるのだと思ってにこにこしていると
『ここが心臓ですが、もう止まっています』といわれました。
そして翌日、亡くなっている子どもを薬で出産しました。
私には、なんの思い出もありません。
私、間違い無くママになったのに、誰もそれを知らないのです。
子どもの写真は、数枚のエコーだけ。
小さな手、足、みんなわたしにとっては宝物なのに、
こどもが男の子か女の子かさえ、知らないのです。一目会いたかった。
でも、死んでから日数がたっていて、赤ちゃんは溶けかかっていたそうです。
私は、じぶんの赤ちゃんが死んだ事に気付かなかったんです。
私を呼んだかもしれないのに。
あなたがうらやましい、あんなに可愛い写真が何枚もあって。
たとえ短い間でもその手に抱いて温もりを感じられて。
どうか、もう悲しまないで、ずっとずっと覚えていてあげて。
可愛いおくちもおめめも、みんなみんなおぼえていてあげて。
いつか天国で会えた時、あなたは颯君がわかるけど、わたしはわかるかしら。
私は、不妊治療をしていて、もう限界までホルモン剤を注射していました。
もうからだは悲鳴をあげています。これ以上頑張れません。
わたしの赤ちゃん、もうすぐ2歳になるはずです。