1997.6.9
左心低形成症候群
最も重症の心疾患
今のところ血液の流れは安定している(動脈管の開き具合、心房間交通)
6月12日(木)手術予定
全身麻酔(人工呼吸)、人工心肺
手術は人工心肺を使用→長くなると脳合併症
手術室にてうまく心臓が動き出すかが1つの山
手術そのものが非常に難しい
体への血液と肺への血液のバランス→手術のあとも非常に管理が難しい
冠動脈(心臓の筋肉を動かす)の問題
ノルウッド手術、右BT手術予定(変更ありうる)
ノルウッド手術→太い肺動脈の壁と細い大動脈の壁をぬいあわせて心臓(右心室)から血液を体に流す
右BTシャント手術→右鎖骨下動脈(右手へ流れる血管)と左肺動脈とを人工血管でつなげる(肺へ血液を流す)
術中術後の管理が非常に難しい
うまくいったとしても人工呼吸器がとれるのは相当の時間を要す(数週間)
救命できる方法としては手術しかない
しかし成功する可能性は極めて低いといわざるを得ない
心配な点→大動脈が非常に細いこと
また今回の手術がなんとか乗りこえられたとしてもその後も何度か手術が必要になる 6月12日、手術は8:30に入室~19:00頃(順調にいって)
その後集中治療室へ
心臓の状態がおちつき、自分でしっかり呼吸ができるようになれば呼吸器をはずし、一般病棟へ